アリサ・フランクリンやウィルソン・ピケットをプロデュースした、音楽界の重鎮が明かす、ブラック・ミュージックの歴史
現代のポップ・シーンにおいて、ブラック・ミュージックの影響下にないものはほぼ皆無と言って良いだろう。ジャズやヒップホップ、R&B、ソウル──誰もがそのジャンル名を聞けば、多くも語らずともテイストをイメージできるはず。この中のR&B、すなわち「リズム&ブルース」という言葉を作ったのが、本書の著者であるジェリー・ウェクスラーだった。
それまで「レイス・ミュージック=人種(黒人)の音楽」と呼ばれていたアフリカン・アメリカン向けの大衆音楽だったが、西洋楽器を用いて発展した新しいスタイルをジェリーが「リズム&ブルース」と名付けたわけだ。
これは1950年のことで、ジェリーがビルボード誌に勤めていた頃のこと。
本書ではジェリー本人による言葉、当時のことが詳細に語られる。
書籍情報
私はリズム&ブルースを作った
著者 | ジェリー・ウェクスラー/デヴィッド・グリッツ |
翻訳 | 新井崇嗣 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 368P |
定価(発売当時) | 4,500円(税抜本体価格) |
初版発行日 | 2014年5月23日 |